お客様の声成功の鍵

KFS〔KEY FACTOR FOR SUCESS・・・成功の鍵〕
どんな企業でも個人でも或いはサラリーマンでも『成功の鍵』があります。アメリカの経営者はこのことを重視しているんですね。
よく出される話に木材業界のKFSがあります。
曰く、木材業界におけるKFSは、

  • @広大な森林資源を持つこと
  • A木の成長は太陽の光と水分に左右されるので、アラバマの様な所ではダムを作り、アラスカのような所では、太陽の光はどうしようもないから、成長を促す薬品を開発すること。

がKFSだというのです。随分大きな話ですね。私も30年前木材業界に少しいた関係で判るのですが、北米一のウエハーザーなんか儲かる年は10億ドル、儲からない年は1億ドルの利益。当時1ドル240円だったと思いますが、市況によって儲かる時はいくらでも儲かったのですね。ですから、@の広大な森林資源を持つ事によって市況の良い時に大量の木材を供給し最大の利益をあげる。そういうことで@がKFSだったのです。

しかし、今でもこの二点がKFSなのですかね?。
あれから、木材業界の不況が随分長く続きまして、総合商社のほとんどが木材部門から手を引き、私の勤めていた会社も私が退社して数年後会社更生法を申請しました。
プレハブでは殆んど木材を使っていないんです。また、阪神大震災では古い木造建築が倒壊したり、火災にあったりした為、一般の人に木造はダメとの認識を植えてしまいました。本当はそうじゃないんですけれど。

このようにして建築費に占める木材の比率が段々と低下したこが、木材不況の最大の原因と考えられます。それ以外にも、少子高齢化によって、子が無理をして家を建てる必要が無くなろうとしています。今後の大きな問題でしょうね。

また、食品業界ではスーパーマーケットに選ばれることがKFSでありました。ですから大量に供給でき、決して異物等が混入しないよう、クリーンルームを設置し、ラインを整える事が必要でした。しかし、現在ではコンビニの時代。売れ筋が目まぐるしく変化する今日、こういったことに対応できる生産システムを考えることがKFSであるかもしれません。
じゃ、もっと小規模な、例えばお漬物のような嗜好品で老舗のメーカーであれば、自社で売りを完結できる、会員組織或いは直営店がKFSであったりします。

冒頭にサラリーマンでもと申しました。
私の知人で銀行に勤めている人がいます。彼は不良債権の回収業務を自ら志望してやっ人です。曰く『銀行で雨の日も風の日も一生懸命真面目に預金1億集めるのと、花形の貸出業務で1億貸し付けるのも、不良債権を100万回収するのも同列です。ただ、銀行の債権は保証人はいるし、担保もあるけれど、担当者が嫌がって放っているのがほとんど。宝の山だから僕は志望したのです。』

観えている人には観えているのですね。見えないものを観ることが経営なんだなあとつくづく感じた次第です。
このように、経営をする上で努力は必要条件ですが、決して成功要件ではない。
今現代はどのような時代か、競争他社はどうなのか、自社の経営規模は、地域は、ヒト・モノ・カネの経営資源はどうなのかを総合的に考え、是非ともKFSを明確にして頂きたいと思います。
 



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